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一般財団法人 道路管理センター
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情報-002 道路地図のできるまで

2012年6月13日

道路役立ち情報 その2

今回は、道路管理センターの業務に、ご協力頂いているアジア航測(株)千葉支店さんから「道路地図のできるまで・・」について紹介していただきました。

「道路地図のできるまで・・・・・」

1.基準点測量と水準測量からはじめます

道路地図作成のためには、測量対象となる範囲に平面位置の基準となる4級基準点及び高さの基準となる4級水準点を配置することからはじめます。地図は測量法によりその位置(平面)と高さ(標高)の基準が定められています。この基準に準じて測量を行うことで、地形や地物の細部測量の基準となります。

平面位置の基準となる基準点測量には、トータルステーションやGNSS測量機器などが用い、高さの基準となる水準測量には水準儀(レベル)が用いられます。

測量機器

2.細部地形等の位置をはかります

道路を構成する道路敷地境界点、道路縁、歩道、側溝及び地形や地物を細部にわたりトータルステーションを用いて位置の計測を行います。計測した位置情報はデータレコーダへ格納されます。

測量

3.新しい地形データを作ります

トータルステーションにより計測した位置情報を、地図編集用ソフトウェアを用いて地物や地形ごとにコード区分したうえで、結線情報などの編集をおこない、新たな地形図データベースとして構築します。

4.地図データの補正更新で完成!

地図データの補正を行う場合は、旧データと新データを入れ替える必要があります。従前の地図データより補正を行った範囲の地図データを削除し、新たに作成した地図データを、従前の地形や地物データと接合処理を行ったうえで、補正更新後の新しい地図データベースとして構築します。

データ作成・編集

◎道路管理センター千葉支部で使用している道路・地形図は、このような測量を経て更新され、常に精度の高いものとされているのですね(^_^)v

記 データ管理課長

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